ぐるぐるつづる書きため帳・ネタ使うときはお声かけください
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ふたつぐらい 並んだらくだのこぶ
水だと思ったら 風に乗った砂を詰め込んでた
道理で重い筈だ ここらで撒いていこうか
かまやしないだろう これだけ広いんだ
砂嵐、びゅうと吹いて
ああ また こぶがふくらむ
どうせなら星の砂がいい と、らくだぼやく
捨ててきた金貨は 今頃子供が拾ってるかなあ?
果てもせず続く 冷たい砂漠の中
響くことのない 僕の足音
重たくなったら 捨ててしまって
ひとつかみのガラクタだけ 握ってこうか
どこまでも平たい 乾いた砂原の上
いつまでも続く 僕の足跡
振り向いたらもう 風に消えたけど
昼と夜刻んだ またひとつ刻んだ
また日は昇る また日が沈む
巡り 巡れど まだ砂の海
見渡せば三日月の色
水をおくれ 空にうたう
大切になったら もう手にあまるよ
しあわせとか 安穏なんて
ただ足首を引きとどまらせるだけ で
流浪あこがれ ひとつ背負って
持つもの、まだある
待つひと、まだいる?
昨日書いた夢が どこか落ちてないかな
金貨三枚あげる だから返しておくれ
広い広い、拾い拾い
どこへいこう ひとりきりで
喉がかわいたから 涙をのむんだよ
うそぶく声もかわいて
笑う声もない
ここに君なら ここが果てなら
オアシスとおい 月夜の沙漠
星空みあげ らくだ一鳴き
らくだひとなき
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