ぐるぐるつづる書きため帳・ネタ使うときはお声かけください
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おおむかしっからこの星は
石が降っても地割れても
何も変わらず回ってた
ときに幾年氷漬け
ときに幾年干上がって
それでも今日また回ってる
青く浮かんで巡ってる
もしも今日また爆弾で
仮にみんなが粉々で
そして草木の一本も
なくなり果ててしまっても
星は変わらず巡ってた
虫下しでも飲まされた
ひとりぽっちの猫のよに
もしも明日また君が飛び
皆がやんやと騒ぎ立て
あの娘の家から一日と
笑う声すらなくしても
何も変わらず日は巡る
星は変わらず家のせて
真暗な空を巡るだけ
もしも昨日に何かあり
国を大きくゆるがして
ぽつりと残った人たちの
泣く声だけが響いても
天をなくしたわけじゃなし
いつかまたその風景は
だいぶ変わってまた戻る
焼けた草木はまた生えて
生きて人々子を残し
子らはぐんぐん背を伸ばし
大人になって愚を望む
そして歴史は繰り返す
どだい大きなこの星を
ひっくり返すこともなし
今日ものどかに日は昇り
どこかで誰かは泣いてても
君はたいくつ大あくび
空に何かを探してて
飛行機雲がのびている
窓の外には地の果ても
遠く遠くてたよりない
君をのせてる星もいま
空を見上げて月を見る
遠く思えるその中で
ちかりと光る 月を見る
遠く遠くの 星を見る
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