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「Gloomy Lamp」→「グルミナランプ」となりました。
リンクなどしてくださっている方は、サイト名書き換えなさらずともこちらは問題ないです。
書き換えなさらないと気になるという方にはすみません、お手数おかけします。
URLはこのままです。かえません。
あとはもうサイト名かえないと思います。
そんなわけで、今後ともよしなにお願いいたします。
駅のホームに落ち捨てた
ガムや油やなにがしか
まぎれて私が地に落ちた
駅のホームにわが落ちた
焼け立つ線路がなお遠い
みいんみんみん蝉が鳴く
みいんみんみんかげろうで
ゆがんだ目先で
夏を見る
指先赤く筋通る
行き過ぎたまま筋残る
むきすぎただけ痛くなる
ささくれだった心だけ
指先ぴりっと滲み出た
いらついたまま吸い上げた
じくりまた赤滲み出る
落ちた私は白いまま
細い皮だけ白いまま
線路脇には咲く雑草
みいんみんみん蝉が鳴く
みいんみんみんみじか夏
みいんみんみんじかに落つ
ざらりまた赤ぬぐいとる
不味い口また不味くなる
ぬめる分だけ不味くなる
ねとりいらだち水ほしい
みいんみんみん汗落ちる
ぽたりぽたりと音もなく
みいんみんみん汗じゃなく
みいんみんみんなく蝉が
むいた私のささくれは
黒い地面に落ちたはず
じゃらり靴底踏んでみた
どこにあるかもわからない
みいんみんみんみじか夏
私の線路が
なお遠い
電車はもうじきくるはずだ
すずめなんかになりたかった
人間でなんていたくなかった
空を伝わる黒線の
まうえにちょこんと丸まって
今朝も早よからちゅんちゅんと
ひかえめなうたをうたってる
すずめなんかになりたかった
人間でなんかいられなかった
すずめはちいさく強いから
ついばむだけで生きている
すずめはつぶらにお空見て
青色のなかにとけこんだ
すずめになんかなれなかった
人間なんかになってしまった
夏はかげろう飛び跳ねて
冬はふくれて寄せ合って
だってそんなふうに
僕もいきたかった
僕はすずめになりたがったのに
僕はすずめになれなかったんだ
すずめは知らずにかまいもしない
ちゃいろくかわいくそこにいる
すずめは飛べてしまう
ちちちとおいていく
すずめはそら高く
せめて遠くを見せて
僕はすずめになりたかったんだ
僕はすずめになりたかったんだ
すずめは今日も空にいる
青くうるわしの空にいる
僕はすずめになりたかった
<はじめまして、ご感想ありがとうございます。
実は私もそちらのブログを拝見させていただいておりました。
当方がお目にとまったご様子、嬉しく思っております。
こちらもリンク貼らせていただきました。
それではありがとうございました&よろしくお願いいたします^^>
でんしゃがびゅんびゅんすぎさっていく
あるいていかないぼくがのこってる
たのしげ親子がわらってるみち
ぼくはぺけぺけのにんげんです
ずっととおくへぼくを追い越す
ぼくはぺけぺけのにんげんです
きみとあるけばどこへかいけた
ぼくときみとでどこへかいけた
きみとあるけばどこへかいけた
こんなぼくでもどうにかいけた
たかだかちょっととおいだけだけど
でんしゃはびゅんびゅんとおくまでいく
あるいていかないぼくがのっている
ひざをかかえたい長椅子にのる
ちくちくとするとげがいう
さわぐこどもを蹴倒したいぞ
なきそうな声でとげがいう
たとえば花を手折りたくない
きっとあのひとよくわからない
たとえば虫をころしたくない
きっとあのひとわからずにふむ
たかだかちょっとそれだけのはなし
がたんごとんにまぎれる声で
ちいさくちいさなうたをうたおう
がたんごとんにまぎれる歌で
いまのここちをどうまぎらわそう
でんしゃがびゅんびゅんいえまでのみち
かえりたくないぼくがのっている