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いいたくて
いたくて
ふれたくて
こわくて
さきたくて
からして
さきなくて
まどって
とびたくて
よどんで
なきたくて
きみよぶ
なきたくて
こいして
どうしても
せかいは
今朝の空も梅雨色
見果てぬ夢もなく
見下げ果てきれなくて
ああ 生ぬるいこの町で
僕はなにを歌うんだろう
昨夜の眠りも浅く
今朝も空が泥水
見てたい夢もなくて
点けっ放しのパソコン
ああ 生ぬるいこの僕が
今なにを歌えきるだろう
ひざまで浸かった沼に
底はあるのかないか
そこにあるかな何か
絶えるのぞみもないよ
今夜の眠りはどうか
期待薄の現状
当たったためしはないんだ
はずれがないからいいさ
ああ 生ぬるいこの時に
僕は何か歌えるんだろうか
ああ 生ぬるいこのこころは
なにかいいかたちとっていけるだろうか
ああ 期待はずれの僕は
いつかそうなくなるんだろうか
眠りの砂の清さを
たばこの煙でいぶす
寝たくもないからいいよ
ふるえる声がふしぎだ
ああ つぶれそうな夜毎だけど
いつか抜け出せる日がきたらな
この夜から
ああ 生ぬるいここから
僕は何を飛ばせるだろう
ああ 寝て覚めて息を吸った
僕は何を伝えたいんだろう?
生きてるだけで食っているから
ぼくらはみんな削いではいきる
生きてることは食っていくこと
そうしてぼくらは削いではいきる
むなしくなるのも欺瞞でしょうか
さびしくなるのも偽善でしょうか
そうした思いは
ぜんぶいらないと思いましょうか
いただきます、と
言うことだけは
うそじゃありません
誰かの作ってくれた生をたべましょう
誰かが残してくれた糧で生きましょう
ら ら すべては連綿と
つながってゆく
ま だ すべては連綿と
つづいてもゆく
僕の先まで
名を呼ぶことで君が笑うなら
僕この気持ちを好きといいます
名を呼んだって笑わなくなって
どうしてこのきもちなんと呼びましょう
むなしくなるのも自由でしょうし
さびしくなるのも勝手でしょうね
そうした思いは
ぜんぶ捨てようと思いましょうか
さようなら、と
いうことだけは
たしかな今ですね
あなたの残していった嘘をたべましょう
あなたが捨ててしまった僕を生きましょう
ら ら すべては連綿と
つながっている
あ あ すべては一瞬が
つみかさなって
僕に沈むだけ
今見知ることのできない世界
僕がどうしてかなしめるでしょう
今うごいているたしかな世界
僕はこうしてただ生きている
むなしくなるのも欺瞞でしょうか
さびしくなるのも偽善でしょうか
生きたくてかなしいや
なんて力なく笑うだけの僕ですが
しがみつきたい、と
思うことだけは
功も罪もなくて
僕ならいつくしむ心持っていきましょう
君は明日明後日どうにでも生きましょう
ら ら すべては連綿と
つながっていく
あ あ すべては漠然と
重いも軽いも
酸いも甘いも
あがいてもがいてくるしみましょう
ただせいいっぱい好きといいましょう
泣いてもいつかは起きあがりましょう
ただぼくはいま食べて生きましょう
僕は僕にだけそれだけ言います
どうせいつかは連綿にのまれ る
何に食われる?
世界は過食
ひっつかんだ前髪
じゃきりじゃきり 小さなはさみで切る
落ちるこぼれて畳
ぺたぺた指を這わす
単色印刷の
トマトがきゅうりがさかなが
黒い汚れみたく ひっかぶっていくの
ぱらりぱらりとまた
細かな糸をかぶる
じーわじーわじーわ
まぶしくて あたし少しだけ目細めた
このまま全部切りたかった
姿見のなか なるべく見たくなかった
手櫛入れて前髪
じゃきりじゃきり なるべくぎざぎざにする
ほのかな風にながれて
ずずい苛立ち集める
モノクロ印刷の
トマトにきゅうりにさかなに
黒く汚すみたく またかぶせていくの
ぱらりぱらりとまた
細かな糸をかけた
じわりじわりじわり
まぶしくて あたし少しだけ泣きそうな顔した
そのまま全部泣きたかった
ごみ箱の上 安売りのチラシ丸めた
そのまま落とすしだいで
ためらうことはないよね
ねえ
何でもかんでも入った 真っ赤なごみ箱に
紫色のチラシ
できるだけらんぼうに詰めた
ふたつぐらい 並んだらくだのこぶ
水だと思ったら 風に乗った砂を詰め込んでた
道理で重い筈だ ここらで撒いていこうか
かまやしないだろう これだけ広いんだ
砂嵐、びゅうと吹いて
ああ また こぶがふくらむ
どうせなら星の砂がいい と、らくだぼやく
捨ててきた金貨は 今頃子供が拾ってるかなあ?
果てもせず続く 冷たい砂漠の中
響くことのない 僕の足音
重たくなったら 捨ててしまって
ひとつかみのガラクタだけ 握ってこうか
どこまでも平たい 乾いた砂原の上
いつまでも続く 僕の足跡
振り向いたらもう 風に消えたけど
昼と夜刻んだ またひとつ刻んだ
また日は昇る また日が沈む
巡り 巡れど まだ砂の海
見渡せば三日月の色
水をおくれ 空にうたう
大切になったら もう手にあまるよ
しあわせとか 安穏なんて
ただ足首を引きとどまらせるだけ で
流浪あこがれ ひとつ背負って
持つもの、まだある
待つひと、まだいる?
昨日書いた夢が どこか落ちてないかな
金貨三枚あげる だから返しておくれ
広い広い、拾い拾い
どこへいこう ひとりきりで
喉がかわいたから 涙をのむんだよ
うそぶく声もかわいて
笑う声もない
ここに君なら ここが果てなら
オアシスとおい 月夜の沙漠
星空みあげ らくだ一鳴き
らくだひとなき